3回に渡ってお送りした原商店の三男・宏史さんへのインタビュー最終回です。
今回はプライベートでの、父ヒロシとしての顔をご紹介します。
宏史さんは、奥様と中学生の息子さん、小学生の娘さんの4人家族。
原商店の定休日は日曜日と祝日にあたる月曜日のみ。
基本的に日曜日しか休みはないが、その日は必ず家族でどこかに出かける。
その「どこか」を聞いて、ぶったまげた。
名古屋、高知、島根、福井、和歌山など、これら全てを日帰りで行ったという。
「元々運転が好きなので、別に苦じゃないんです。」と宏史さんはサラリと言うが、もはや運転が好きとか嫌いとかの問題では無いと思う。
大きな休みはお盆とお正月に3日ずつ。
長い休みは取れないので、お盆とお正月は沖縄旅行に行くことが多いという。
「普段は子供たちが寝てる時間に出て行って、帰ってくるのも早くて19時ぐらいになる
ので、子供と触れ合う時間を大切にしたいんです。」
「自分の時間が欲しいと思う時もありますが、家族と過ごす時間の方が優先順位が高いですね。」
こんなことをさらっという宏史さんに、編集長はもうため息しか出なかった。
うちの旦那なんて土日祝と休みがあるのに全日ゴロゴロしていますよ、という個人的な愚痴がついこぼれてしまった。笑
「自分自身、小さい頃から休みの日は必ず家族でどこかに出掛けていたので、むしろそれが当たり前だと思ってる所があります。」
父ヒロシとしても本当に立派な方である。
奥様にもご主人へのコメントをお願いすると「いつも家族を1番に考えてくれているのが伝わるので、とても感謝しています。
ただ、働きすぎなんじゃないかと心配もしていますが。。」とのこと。
それを聞いた宏史さんが、思い出したかのようにこんな話も。
「そうそう、ちょうど今年からうちも働き方改革をしようと、月に1回臨時休業を取り入れ始めたんです。小売店にとって休みを増やすのはすごく勇気のいる決断でしたが、そうすることで子供との時間も増えるし、少しは自分の時間も作れますし。」
どこまでも本当に家族思いの宏史さん。
まるで何かのCMかと思うほどだ。
脳内に小田和正の歌声が響き渡る。
最後に、何か特技はありますか?と自分でもなんで最後にそれを聞くんやと思いつつも問うと、子供たちが口を揃えて「駐車!」と可愛いお返事をくれた。
「パパはとにかく駐車がめちゃくちゃ上手い!」そうです。
休日に家族と楽しい時間を過ごすことで、日々また仕事を頑張っておられるのだろう。
宏史さんは想像していた以上に、公私共に素敵な人だった。
一見すると怖そうに見えるが、家族思いの父ヒロシだと思うと、一気に親近感が増してくる。
皆さんもこれからファーマーズマーケットなどで宏史さんを見かけたら、こう見えて父ヒロシなんだなぁと心の中で思ってもらうか、直接声を掛けてみてください。
きっと意外なほどの優しい笑顔で、照れながら受け応えしてくださると思います。
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