ぐうたら狂 松本亮の【退屈と刺激】 第8回 「弟」

退屈と刺激

このコラムにも何度か出てきてるんやけど、俺には弟が一人いる。一つ年下の弟。
ちなみに顔は全く似ていない。趣味も全く違う。
弟は俺よりもしっかりしている。弟やのに。

小さい頃の弟は俺のことが大嫌いやった。世界ランキング一位。他を寄せ付けぬ強さ。
自分で言ってて悲しくなるけど年の近い兄弟の幼少期ってそんなもんな気もする。
嫌われる心当たりも大いにある。ありすぎる。

「兄」というだけで「弟」よりも偉いと心底思っていた。完全に北斗の拳のジャキ。世紀末でもないのに理不尽な暴力をふるっていた。イカれてる。

細かいエピソードはいっぱいあるけどここで書くと人格を疑われそうやから書かんとく。自分でも自分の人格を疑ってしまうレベル。

タイムマシンがあったら小さい頃の俺を蹴飛ばして弟に優しくしたい。

今は比較的仲の良い兄弟やと思う。別々で暮らしててしょっちゅう連絡をとる訳じゃないけど疎遠でもない。
あんなに嫌われてたのにいつの間にか許されてた。ありがとう。
たまに頼ってくれたりするのがなんとなく嬉しい。
少しは兄らしくおれてるんかな?

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編集長

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神戸を愛し神戸に愛され続けて38年😆👍(つまり38歳)人と喋ることと文章書くことが好き過ぎて、うっかり編集長になってしまったタイプです。神戸及び兵庫県の『人』をクローズアップしたインタビュー記事をメインに、神戸っ子たちのコラムも充実♫ 地元の人にも神戸以外の人にも、軽〜く友達感覚で読んでもらえたらうれしいです😊💓

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