ぐうたら狂 松本亮の【退屈と刺激】 第7回 「銭湯」

退屈と刺激

俺が住む鈴蘭台には所謂「銭湯」がない。
「スーパー銭湯」はあるんやけど「銭湯」がない。
俺は昔から銭湯が好き。スーパー銭湯も好きやねんけどやっぱり銭湯のほうが好き。スーパー銭湯は娯楽、銭湯は生活って感じ。
銭湯にはノスタルジーの居心地の良さもある。

小さい頃は家族でよく銭湯に行った記憶がある。おとんが軽自動車を運転して、助手席にばあちゃん、後部座席に俺と弟を乗せていろんな銭湯に行っていた。風呂上がりに食べるアイスクリームがおいしかった。

少し大人になって自分が車を運転できるようになってからは友達とよく銭湯に行っていた。バイト終わりの深夜、濡れ髪のまま外の空気と一緒に吸い込む煙がおいしかった。

人とゆっくり話すなら居酒屋よりも銭湯がいい。体をあたためて疲れを癒した人は優しい。

自分の住む街にも銭湯が欲しい。
ないなら作ればいいと思って少し調べてみたら何億円もかかるらしい。一瞬で諦めた。
どっかの金持ちか行政がどうにかしてくれんかな。

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編集長

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神戸を愛し神戸に愛され続けて38年😆👍(つまり38歳)人と喋ることと文章書くことが好き過ぎて、うっかり編集長になってしまったタイプです。神戸及び兵庫県の『人』をクローズアップしたインタビュー記事をメインに、神戸っ子たちのコラムも充実♫ 地元の人にも神戸以外の人にも、軽〜く友達感覚で読んでもらえたらうれしいです😊💓

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