編集長コラム 第4回 「神戸にまつわる漫画の話」

編集長

先週の弊マガジン内コラム【退屈と刺激】にて、松本君が漫画について書いていた。

その中で、「漫画」「マンガ」「まんが」みんなは何派?とあったのを受けて、漫画大好き編集長も早速考えてみた。

私も松本君と同じく「漫画」派だ。
「漫画」だとカッコいいし、ちょっと大人っぽい感じがする、というのもよくわかる。
青年誌って感じだ。バガボンドだ。

「マンガ」は私の中では『日ペンの美子ちゃん』のイメージだ。
日ペンの美子ちゃんは、現在も公式Twitterで連載されており、昔と変わらずどんな展開でも、美子ちゃんが必ず「日ペンは90年の歴史があって、先生方も超一流」という文言を放り込んでくるのが面白い。

「まんが」だと、そりゃもう藤子不二雄先生の『まんが道』がすぐに連想される。
トキワ荘の、昭和の匂いがぷんぷんする。

神戸が舞台の漫画もいくつかあるが、私が好きなのは木村紺さんの『神戸在住』だ。

東京から引っ越してきて神戸の大学に通う主人公と、その周囲の人間模様が淡々と1話完結型で描かれている。

主人公が家族と住んでいるのが高速長田だったり、王子動物園やハーバーランド、高架下や六甲アイランドなど、神戸に実在する場所や風景が度々登場するので、神戸の人間としてはとてもうれしかった。

神戸出身の漫画家といえば、代表格は『三国志』の横山光輝さんだが、佐々木マキさんやわたせせいぞうさんも神戸のご出身だ。

佐々木マキさんの、これは絵本だが『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』というタイトルが頭にこびりついていて、魚のムニエルなどの言葉を見聞きすると、自動的に思い出す脳内システムとなっている。

わたせせいぞうさんの『菜』という漫画の冒頭の「妻(さい)の名を菜(さい)という」というセリフもナゼだかこびりついていて、ふとした時に思い出すが、こちらの方が思い出し方として何の脈絡もないだけに、ムッシュ・ムニエル以上に高度な脳内システムな気がする。

そして最近では、西村ツチカさんという漫画家が彗星のごとく現れ、噂によると同世代でご出身も近所のようなので、また読んでみたいと思っている。

ちなみに脳の経年劣化により、最近知ったもののことは何も思い出せないのが残念だ。

次回コラム
「ファミリアの思い出」

前回コラム
「変わりゆくモトコーへの寂寥感」

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神戸を愛し神戸に愛され続けて38年😆👍(つまり38歳)人と喋ることと文章書くことが好き過ぎて、うっかり編集長になってしまったタイプです。神戸及び兵庫県の『人』をクローズアップしたインタビュー記事をメインに、神戸っ子たちのコラムも充実♫ 地元の人にも神戸以外の人にも、軽〜く友達感覚で読んでもらえたらうれしいです😊💓

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