泣く子も黙る神戸の2大オシャレストリートと言えば、トアウエストと栄町だろう。
この辺を自転車で走っていると、自分までオシャレな人間になったような錯覚に陥ってしまうので、ある意味デンジャーゾーンでもある。
今回はトアウエストの方のお話を。
トアウエスト
トアウエストは文字通りトアロードの1本西に入ったところにあるエリアで、位置的にもアディダスオリジナルスを中心として、有名なセレクトショップなどが林立する神戸のトレンド発信基地だ。
あと、美味しい中華料理屋がめっちゃ多い。
この辺りは昔から華僑の人々が多かったそうだ。
中華料理以外にも、トアウエストにはオシャレなカフェなんかもたくさんある。
そんなトアウエストの中で、私が1番好きなのは、ジャンクショップ裏手のこの路地。
狭い道の奥の奥まで抜かりなくオシャレで、何度通っても素敵すぎて毎回うなってしまう。
角を曲がると、神戸を代表するアパレルブランドのNo name!と、センスが良すぎることで有名なセレクトショップのトレビナグレンファームが姿を現す。
こうして1本入った細い道に、堂々たるオシャレなお店がどーんと構えているのが、とっても粋だ。
この写真を撮りに行ったとき、すっぴん部屋着で撮影していた私のような者にも、この両方のお店の方が、それはそれは親切にしてくださった。
私は神戸の下町出身の超庶民派人間なので、トアウエストはオシャレでちゃんと意識高い人しか立ち入ってはいけない場所、というイメージがあり「あ、すんませーん、おじゃましますー。すぐ帰りますんでお気になさらず〜。」っていつも気後れしていたが、トアウエストのイケてる人たちは全く排他的じゃなくて、むしろめっちゃ優しいということが分かって、とても嬉しかった。
やっぱり神戸の人ってほんまにええ人多い。
この話を友人にしたら「ちょっとwせめて眉毛ぐらい描いて行きぃなw」とお叱りを受けてしまった。
トアウエストは神戸の宜野湾
トアウエストは沖縄で例えると完全に宜野湾だ。
なんで沖縄で例えるねん!と言われると、少しだけ住んでいたことがあるからだ。
私は宜野湾の大山ファニチャーストリートと呼ばれる国道58号線沿いのエリアや、普天間の方にあるぎのわんヒルズ通りが、トアウエストっぽくて大好きだった。
なんというか、トアウエストや宜野湾はとにかくワイルドなのだ。
やんちゃな男子感がスゴくて、ちょっとこわい。緊張する。
もちろんどちらにも可愛い女子もいっぱい生息してるのは分かってるけど、でもやっぱり全体の雰囲気として、野生味あふれている。
気概のある若人たちの生命力がぎゅうぎゅうに詰まっている感じで、怖いけどなんか勝手にパワーを分けてもらえる気がして、やっぱり好きだ。
私なんかが行っても許されるやろか、と気後れしながらも、結局しょっちゅう行ってしまう。
でも今度からは、せめて眉毛ぐらいは描いて行こう。
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