町の名前にロマンを感じるタイプです。
それはもう若干変態じみていて、全国の郵便番号一覧をうっとりと熟読してしまうほど。
「神戸の地名」系の本を読むのも好きです。
webマガジンを始めてから、いつか神戸の各区ごとに町名の由来の話なんかも書きたいなーと考えていました。
なので、まず第一弾として、出身地である兵庫区の中で、好きな町名をいくつか挙げたいと思います。
ホントはひとつずつ書きたいところですが、多くの人が興味ないと思うので、ほんの少しだけお付き合いください。
そして兵庫区在住の方は、ご自身がお住まいの町名が載るのか否か、ちょっぴりドキドキしながらお読み頂ければ幸いです。
まずは、個人的に断トツ1位で他の追随を許さないのは・・・・・
雪御所町(ゆきのごしょちょう)!
私の超地元なんですが、残念ながら私は雪御所町ではありませんでした。
うちの地元はバス1本で三宮にも神戸駅にも出られるものの、近くに駅も無いような陸の孤島ですが、かつて平清盛が一時は都を構えた地で、ほんの一瞬ですが日本の首都だったことだけが自慢の街。
その都の名前こそが「雪見の御所」。
なんと雅で風流な名前でしょうか。
兵庫区のほぼ最北端で、山の麓にあるこの辺りは、昔は雪が降ったらさぞかし美しかったんだろうなーと想像に難くありません。
京都顔負けの町名ながら、小学生が書いた迷路並みに入り組んでて、細い路地だらけの住宅街です。完全に名前負けです。
雪御所町の方、すいません。
羨ましさの裏返しからくる嫉妬につき、お許しください。
続きまして、第2位は・・・・・
船大工町(ふなだいくちょう)!
和田岬にあるイオンモール神戸南の、北手にあります。
前述の平清盛が都を構えた際に、彼が着目したのが、瀬戸内海。
港を開いて大陸と貿易するという、さすがのマーケティング能力。
この機会にカミングアウトしておくと、たまたま清盛公が居を構えた土地に生まれ育ったというだけで、昔から清盛公のことを気安く「うちの殿」呼ばわりしてます。今後はせめて「お館さま」と呼ぶよう気を付けます。本当に申し訳ありませんでした。
その際に今の和田岬(大輪田泊)がいかんなく使用され、日宋貿易がイケイケドンドン押し進められました。
その貿易に使う船を造る職人さんが多く住んでいたことから、この名が付けられました。
歴史ロマンほとばしってて、なんかもう泣けてきます笑。
最後を飾る第3位は・・・・・
遠矢浜町(とおやはまちょう)!
ここは兵庫区の中でも南も南の、工場地帯。
おそらく民家は一軒も無いような場所ですが、とにかく名前が良い。
由来はよぉ知りませんが、大体皆さんが想像されるような感じで合ってると思います笑。
悠久の歴史に想像を巡らせるのも、また一興。
浜はすぐそこなのに、遠矢浜。
これはおそらく「矢」という字がポイントになってくるパターンな気がするので、また調べておきますね。
意外な事実が発覚した場合は、また興奮気味にお知らせします。
地名シリーズ、またそのうち他の区バージョンもやりたいと思います。
なんとなく私の好みに偏りがあるのを自分でも感じるので、簡単に予想ついてしまいそうですが、なんとかがんばります。
このシリーズを読むときの脳内BGMは、NHK高校野球放送の学校紹介VTRのときの、スローでメローな「栄冠は君に輝く」でよろしくお願いいたします。
コメント